ビジネス英会話でよく使う表現の「型」・フレーズ10選【スピーキングの最速習得に向けて】

英会話

どうも、わら爺です。

今回は、ビジネス英会話でよく使う表現の「型」・フレーズ10選を紹介します。

英語をある程度話せるようになった方なら共感してくれると思いますが、一見英語をペラペラ話しているような人でも、実は「型」を使って話していることがほとんどです。

こう言いたい時はこの「型」、こう言いたい時はこの「型」と、自分の中でいくつかの表現ブロックを持っており、そのブロックの中で主語や動詞、目的語を変えて話しています。

ですので、「型」が体に染みついており、その場その場で変える単語が最低限、自分の中に蓄積されていれば、英語はかなり流暢に話せるようになるんです。

ビジネス英会話を最短期間で身につけるという観点から見た時、この「型」の習得はスピードにおいて非常に重要な要素です。ぜひ参考にしてみてください。

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ビジネス英会話でよく使う表現の「型」/フレーズ10選【スピーキングの最速習得に向けて】

①It would be appreciated if you~(~してくれたらありがたい)

一つ目は“It would be appreciated if you~”です。

これは、相手に何かをしてほしい時に使います。

【例】It would be appreciated if you send an email about what we have talked now.(今話したことについて、メールを送ってくれるとありがたい)

婉曲的な表現ですので、ビジネスシーンでもよく使います。

普通の会話でも使えますが、メールで使われるのもよく見ますね。

②Could you please~?(~してくれませんか?)

これは①の“It would be appreciated if you~”同様、相手に何かをしてほしい時に使います。

【例】Could you please discuss this topic with the customer?(この件について、客先と協議してくれませんか?)

【例】Sorry, I couldn’t catch you. Could you please say again?(すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?)

①“It would be appreciated if you~”とは違い直接的な表現ですが、“Could you please~?”自体がかなり丁寧な表現なので、ビジネス上でも使い勝手が良いです。①と組み合わせながら使ってみてください。

③let me V(Vさせてください)

これは、自分が何かのアクションを起こす時に使います。頻出表現の一つです。

使い方はいろいろありますが、僕が一番よく使うのは、相手の質問に答えられない時、誰かに確認が必要な時などです。

【例】Please let me check it.(確認させてください)

【例】Please let me check with our boss.(上司に確認させてください)

こちら側が複数いるが、誰も答えられない場合などはmeをusに変えて、

【例】Please let us check the point.(その点、確認させてください)

と言うことでも良いと思います。

電話や会議においては、相手から質問を受けることも多いと思います。全てその場で答えられればいいですが、なかなかそうもいきませんよね。そんな時には是非、この「型」を使ってみてください。

④It is C for S to V~(SにとってVするのはCである)

これだけではよくわからないと思うので、例を見てみましょう。

【例】It is difficult for us to accept the offer.(そのオファーを受け入れるのは難しい)

こんな感じです。

もちろん、“We cannot accept the offer”と言うこともできますが、この言い方ではかなり強い否定になってしまいます。ビジネスシーンでは、上記の「難しい」など、柔らかな表現が適しています

【例】It is a little bit tough question for me to answer. Please let me check with my boss.(少々答えにくい質問ですね。上司に確認させてください)

こちらも“I don’t know. I cannot answer”と言うことはできますが、「知らない。答えられない」では何となく無能感が出てしまいますよね笑。直接的に「わからない」と言うよりは、上記のように言った方がベターです。

“It is C for S to V~”については2つの例を出しましたが、これ以外にも応用の幅は広いです。CとVについて単語力を鍛えれば、様々なことを表現することができます単語力を上げつつ、自分で種々試行錯誤しながら使ってみてください。

⑤I think~. What do you think?(私は~と考えていますが、どう思いますか?)

特に難しい表現でもないので、ここに挙げるか迷いましたが、僕自身がよく使うので挙げてみました。

これは、相手の意見を聞きたい時に使います。

“What do you think?”だけでもいいのですが、相手の意見を聞く前にまず自分の考えを述べることで議論がより深まりますし、自分の考えの欠点なども指摘してもらいやすくなります。(それに、自分の考えは言わないくせに、他人にばかり意見を求める奴はウザいですしね。「こいつ、自分では何も考えてないんだな」と思われます)。

ですので、“I think~. What do you think?”の「型」で覚えてしまいましょう。

例文は以下の通りです。

【例】I think we should talk with the supplier before we offer the condition to the customer. What do you think?(客先に条件をオファーする前にサプライヤーと話した方がいいと考えていますが、どう思いますか?)

⑥I understand~. Is my understanding correct?(~と理解しましたが、この理解で合っていますか?)

これは⑤“I think~. What do you think?”と若干似ていますね。⑤同様、簡単な表現ですが、英会話初心者にとっては非常に有用な表現でしょう。

自分が相手の発言をちゃんと理解できているか、確認したい時に使います。

英会話初心者ですと、電話や会議などで相手の言うことを100%理解するのはなかなか難しいです。

・結局、結論はどうなったんだろう……?
・××について言っていたけど、聞き取れなかった……。
・○○しろと言われたような気がするけど、合ってるかな……?

こんな不安が生まれるのも、よくあることだと思います。

そのような時には理解齟齬がないよう自分の理解を確認する必要がありますが、この「型」はそんな時に使えます

【例】I understand I need to get an approval from our management by Friday. Is my understanding correct?(金曜までにマネジメントの承認を取得する必要があると理解しましたが、その理解で合っていますか?)

誤った理解のまま動くと時間・労力ロスのみならず、大きな問題に発展する可能性もあります。電話や会議などでわからないことがあれば、是非この「型」を使って自分の理解を確認してみてください。

⑦I’m looking forward to~(~を楽しみにしている)

これは会話終了時などによく使えます。

【例】I’m looking forward to seeing you soon.(近くお会いできることを楽しみにしております)

【例】I’m looking forward to talking you again.(またお話できることを楽しみにしております)

絶対に知っていなければいけないものではありませんが、これがパッと言えると、スムーズかついい雰囲気で会話を終えることができるので、かなり有用です。

⑧something like that(そのようなこと)

これは非常に便利な表現でいろいろな使い方があります。ですが、僕が特によく使うのは、いくつか例を挙げているなかで言葉に詰まってしまった場面です。

【例】Currently, our profit is not good due to COVID-19, cost increase…or something like that.(現在、COVID-19やコスト増…そのようなことのために利益が芳しくありません)

本当は3つくらい要因を挙げるつもりで話していたのに2つしか浮かばなかったという時などに、“something like that”と言うことで不自然な間を埋めるイメージです。この文脈では他にも“and so on(など)”が使えるので合わせて覚えておきましょう。

【例】Currently, our profit is not good due to COVID-19, cost increase… and so on.(現在、COVID-19やコスト増…などのために利益が芳しくありません)

また、“something like that”は曖昧に言いたい時などにも有用です。

【例】-The competitor would like to increase their export to US. Right?(競合はアメリカ向けの輸出を増やしたいってこと?)
-Year, I think most likely it’s something like that.(はい、恐らく、そんな感じだと思います)

便利な表現ですので、身に付けておいて損はありません。

⑨There would be a possibility that~(~の可能性がある)

これは、可能性について言及する時に使います。良い意味、悪い意味どちらでも使えますが、個人的には「懸念がある」という文脈で使うことが多いですね。

【例】There would be a possibility that our partner will withdraw from the market.(パートナーが市場から撤退する可能性があります)

「may」や「might」を使って「かもしれない」と言うのもいいですが、“There would be a possibility that~”の方がかっちりとした印象があるので、適宜組み合わせながら使っていただければと思います。

➉Please note~(~に注意してください)

これはそのままの意味ですね。

僕は相手にアクションをお願いした後、注意点がある場合などによく使います。

【例】As we talked now, could you negotiate with her? Please note that we need her approval by Friday.(今話したように、彼女と交渉してもらえますか? 金曜までに彼女の承認が必要である点、ご注意ください)

相手に頼み事をする際には非常によく使いますので、覚えておいて損はありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ビジネス英会話でよく使う表現の「型」・フレーズ10選【スピーキングの最速習得に向けて】というテーマで表現の「型」を紹介させていただきました。

どれも複雑なものではありませんし、10個くらいならすぐ覚えられると思いますので、サクッと身に付けて実戦で使えるようにしてしまいましょう!

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